うまけいた、社内SEやってます

20代でSier⇒社内SEに転職し、数年の業務経験を経て感じたこと、経験等をこれからIT企業への就職や転職を考えている人むけに、その仕事内容や業務ノウハウ等をご紹介。

社内SEになるまで

初めまして('∀')前職SIerから現職で事業会社の社内SEやっております、うまけいたです。

このBlogでは、新卒でとあるSIer関連の企業に入社して以降、僕が何をどう思って事業会社の社内SEになったのか、社内SEとして働いて感じている事や業務上のノウハウ等々をご紹介する事で、何か1ミリでも読んで下さる皆様のお役に立てるような記事を配信していきたいと思います!ではいくー。

 

  • 前職SIer時代における働き方について

大学時代に情報学科に所属していた事もあり必然的にIT業界志して就職活動を行い、中堅SIer企業に新卒入社しました。当時新卒社員だけでも80人程いて、合宿研修の夜に相部屋になった同期と恋バナで盛り上がったりして楽しかったなぁ(遠い目)

 

そんな話はさておき。。

 

暫くして配属先の新入社員歓迎会で部長に接待していた時の事言われた言葉

部長「お前、地獄を見たいか?( ̄ー ̄)ニヤリ」

私「は、はい!」←大馬鹿野郎

 

鶴の一声(もとい、悪魔の一声)で決まった最初の現場が、ミッションクリティカルなシステム開発の現場でした。うきうきわくわくで向かった最初の現場。

研修で学んだプログラミング技術を生かして業務に貢献するぞ!とウブな私は活き込んでいました。

がしかし・・・実際にはやる事といえば下請け会社の入館申請の管理やCVSを使った資材の管理手順等といった事務的な作業ばかり・・

そんな矢先、突如商用アプリのトラブルが発生する事となりました。。

 

商用アプリのトラブルにより、復旧作業のために現場に向かえとの号令がかかり、

アプリの仕組そのものについても理解してないのにも関わらず、有識者と一緒に現場へ。。

現場につき、相手先の運用担当者複数名に取り囲まれながらいざ復旧作業開始。

といっても自分は何もわかっていないのでただ見守っているだけ。その間もミッションクリティカルなアプリのため、1秒でも早く復旧しろと相手先からのプレッシャーが半端ではなく、罵声も浴びてとても理不尽に思いましたが、元はといえばこちらが悪いので、ただ耐えるだけなのでした。。

その場は何とか復旧作業が終わり、事なきを得ましたがその後のシステム改修・運用においては非常に短納期かつ高品質を求められる事もあり何人もの人が体力の限界を迎え、病院に運ばれていく様を見てきました。

あの3.11の大震災の時ですら、地震発生直後に避難を促してる人に対して誰一人耳を傾けず、作業の手を止めるものはおらず、今思えば新興宗教にのめりこんで抜け出せない人たちの集まりの如く、ただただ異様な光景でした。。

あの時はこれがいわゆる「社会の荒波」なんだと思い込み、この環境に耐えれるようにならないと、一人前の社会人になれないと思ってましたが今思えば当時の現場、当時の所属していた会社そのものが売上を上げるためにはどんなにキツくても頑張り続けろという志向であり、それに疑問も持たずに従っていました。

ここまで極端ではないかもしれませんが、このような環境のSIer系の企業は未だに多いのではないかと思っています。

 

  • 一念発起して社内SEへ

その後、軽く鬱になりかけながらも数年経て今後のキャリアについて知り合いに相談した結果、社内SEを目指してみてはとアドバイスを貰い、考えた末社内SEへのキャリアチェンジを目指し、転職を果たしました。

社内SEになってみて、開発やシステム保守等は基本的にベンダにお任せ(丸投げ)するものが多く、ユーザの要望をヒアリングしてシステムに落とし込む作業、システムの予算管理・課題管理等が基本的なタスクとなるため、IT技術力の向上を求める人は合わないと思います。

ただ、中には内製に力を入れる企業の応募もチラホラとあったので、社内SEであっても技術を高められるような職場は存在します。

また、立場的に売り上げを上げる必要がない代わりに、システムに掛かる無駄なコストの削減を求められ、経営状況によってはシステム導入等のIT投資にかけるコストを削減されて目新しい業務に携わる事も出来なくなる可能性等も多々あります。

しかし、基本的に相手先が社内の人間なので労働時間の融通等もSIer時代に比べて大分利くようになりましたし精神的に追い込まれるような事もありません。

社内SEとして今後考えていかなければいけない問題・課題も多々ありますが、また別記事で掲載していきたいと思います。

 

それでは、また!